妊娠中の貧血対策!つらくて倒れる前に覚えたおきたい事

 

妊娠中には、貧血になってしまうことがあると言われていますよね。
特に多くなるのが、妊娠中期から妊娠後期となっています。

 

では、どうして貧血が起きてしまうのか、貧血にはどんな種類があるのか、
対策として倒れる前に覚えておきたいことなど、詳しくご説明していきたいと思います。

 

 

なぜ貧血が起きるの?

 

そもそも、どうして妊娠中に貧血が起きやすくなってしまうのでしょうか。

 

貧血が起きる3つの理由

 

赤血球が足りなくなる

 

妊娠すると、赤ちゃんに必要な栄養素や酸素などを送る必要があり、たくさんの血液が必要になってきます。
なぜ血液が必要になるのかと言いますと、赤ちゃんに栄養素や酸素を送っているのが赤血球だからです。
赤血球をたくさん作らなくてはならないのに、その赤血球の材料となる葉酸も、赤ちゃんの脳や脊椎などを作るために使用されてしまいます。

 

つまり、赤血球が足りず、血が薄くなってしまっている状態なのですね。

 

 

酸素が運べず酸欠状態に

 

血が薄くなってしまった状態では、赤ちゃんだけではなくお母さんの身体も正常に機能することが難しくなります。
その結果、貧血のような症状が現れるのです。

 

お母さんの赤血球濃度が低下してしまうことで、酸素を運んでいくことができなくなります。
そうなると、酸欠のような状態になり、悪性貧血が起きてしまいます。

 

 

鉄分も不足・・・

 

赤ちゃんの血液とお母さんの血液を作るため、主に鉄分が使用されていきます。
二人分の血液を作らなくてはならず、お母さんは鉄分が不足してしまうのですね。

 

そうなると、酸素を運搬する赤血球ができず、鉄欠乏性貧血というものにもなる可能性があります。

 

 

いつ頃貧血が起きやすいの?

 

貧血が起きやすい時期としては、妊娠中期から後期だと言われています。
妊娠中期や後期には、赤ちゃんの成長をサポートするために、常に酸素や栄養素を送り届けています。
これらを運ぶ役割を果たす赤血球が不足し、悪性貧血が起きやすくなります。

 

中期・後期には特に、貧血に注意して生活しなくてはならないということですよね。

 

 

貧血による影響は?

 

実際に貧血になってしまうと、どのような影響があるのでしょうか。
赤ちゃんに大きな影響があるとすれば、なんとしてでも貧血対策を行わなくてはなりませんよね。

 

○赤ちゃんへの影響
・虚弱体質の赤ちゃんになる可能性がある
・成長が遅れてしまう可能性がある
・低体重児、未熟児の可能性がある

 

○出産の際の影響
・出血が多量になる可能性がある
・帝王切開となる可能性がある
・微弱陣痛になる可能性がある

 

○産後の影響
・子宮の回復が遅くなる可能性がある
・母乳の質や出具合が悪くなる可能性がある

 

 

貧血になると、お母さん自身がふらふらと倒れそうになること以外にも、
上記のように、赤ちゃんにまで影響が及んでしまいます

 

赤ちゃんに酸素や栄養素が十分に運ばれなくては、成長が遅れてしまい、
未熟児、低体重児となってしまうことがあるのです。

 

出産の際にも多量出血となるなど、赤ちゃんの顔を見るどころか、死に繋がる可能性もあります。
対応が難しいほどの多量出血となることもあるため、貧血を甘く見てはいけません

 

 

自分で出来る貧血チェック!

 

妊娠中の貧血は、放っておいても治るものではありません。
放っておくと、そのままどんどん進行してしまい、上記のような危険な状態になります。

 

はじめのうちは自覚症状がなく、気づきづらいというのが特徴です。
今、自分が貧血の初期症状に当てはまっているかどうかを確認してみてください!

 

 

貧血の初期症状はコレ!

耳鳴りがする
イライラする
朝起きるのが辛い
疲れやすい気がする
めまいや立ちくらみがある
動悸がする

 

 

このような症状がある場合、貧血になっている可能性があります。
そのうち治るでしょ!と放っておくのではなく、速やかに受診・検査を受けるようにしてくださいね。
それこそが、赤ちゃんとお母さんを守るために不可欠になることです。

 

 

妊娠中の貧血対策は?

 

貧血にならないようにするためには、どのような対策があるのでしょうか。
辛くて倒れてしまう前に、しっかりと対策を覚えておきましょう!

 

 

鉄分をしっかりと摂取する 〜おすすめは非ヘム鉄〜

 

鉄分をしっかりと摂取することは、とても有効的な対策方法だと言えます。
鉄分は食品などから摂取することも可能で、貧血を改善・予防するためにも効果的です。

 

ただ、レバーなどに含まれている”ヘム鉄”は、ビタミンAが多く含まれているため、
過剰摂取となると、胎児に奇形のリスクなどが伴いますので、出来れば控えるべきです。

 

野菜や海藻に含まれている鉄分は、”非ヘム鉄”と言うもので、
ビタミンAの過剰摂取となる心配がないとされているため、おすすめです。

 

 

<ヘム鉄・非ヘム鉄>

 

鉄分には、大きく分けてヘム鉄と非ヘム鉄という2種類のものがあります。

 

ヘム鉄 ・・・レバーや魚などに多く含まれている鉄分
非ヘム鉄・・・野菜や穀類などに多く含まれている鉄分

 

この2つの鉄分には、吸収率の違いがあります。
動物性食品から摂取出来るヘム鉄の方が、吸収率が高いと言われているのです。
そのため、妊娠中ではない場合には、レバーなどから摂取することが望ましくなります。

 

非ヘム鉄を効率よく吸収・摂取するためには、動物性たんぱく質やビタミンCなどと一緒に摂取することで、
吸収率を高めることが出来ると言われています。

 

つまり、葉酸サプリで言えば、ビタミンCと鉄分、葉酸が配合されているものが良いということになります。

 

 

非ヘム鉄が摂れるのは、どんな食べ物?

 

具体的には、以下のような食べ物から非ヘム鉄を摂取することが出来ます。

 

<100gあたり>
小松菜・・・2.7mg
ほうれん草・・・2mg
卵黄・・・6.0mg
油揚げ・・・4.2mg
乾燥ひじき・・・55mg

 

このようにして見てみると、乾燥ひじきが非ヘム鉄を多く含むことがわかります。
苦手な方は、サラダに混ぜて他の野菜と一緒に食べるようにすることがおすすめです。

 

毎日気軽に食べられるような食品ばかりですので、積極的に摂取していきたいですね。

 

 

 

食べられない時にはサプリメント

 

つわりが酷くて食事が喉を通らないという場合には、サプリメントに頼ってみましょう。
ただ、鉄分だけを摂取できるサプリメントを摂取するのではなく、
栄養素のバランスや添加物の配合などを考え、葉酸サプリにすることがおすすめです。

 

 

葉酸サプリメントの摂取は厚生労働省が推奨しています

 

厚生労働省は、妊娠を希望する女性・妊娠中の女性に対し、
葉酸サプリメント等の栄養補助食品から、葉酸を1日に400μg摂取することを推奨しています。

 

理由は、葉酸が赤ちゃんの先天性異常のリスクを低下させることが出来る他、
貧血を予防するための鉄分が配合されているものが多いためなのです。

 

妊娠前から卒乳まで飲み続けることによって、赤ちゃんとお母さんをしっかりとサポートしてくれます。
葉酸サプリを選ぶ際には、葉酸以外にも鉄分やビタミン、カルシウムなどが配合されているものを選びましょう

 

 

鉄分を補給する錠剤はどうしてダメなの?

 

どうして葉酸サプリが良くて、鉄分補給の錠剤はダメなのでしょうか。
ダメというわけではないのですが、鉄分を補給するために活用されている錠剤には、
いくつかの副作用があると言われているのです。

 

胃が痛くなる
ムカムカする
吐き気がする
便秘になる
下痢になる
頭痛が起きる
髪の毛が抜ける

 

 

など、このような副作用があるため、妊娠中にはあまりお勧めできません。

 

ただ、用量と用法を守っていれば、特に問題が起きるわけではありませんし、
赤ちゃんへの悪影響もほぼないと言えます。

 

とは言え、妊娠中の激しいホルモンバランスの乱れによって体調が悪くなってしまいますので、
副作用が起きた時に重症化する可能性もあります。

 

そのことを考慮し、やはり錠剤ではなく葉酸サプリを活用することがおすすめです。